【GeyserMC】ゲーマータグのフレンド追加だけでサーバー接続!手順を分かりやすく紹介【MCXboxBroadcast】

以前、当サイトでGeyserMCプラグインの使い方を取り上げました。
その中で、統合版(Switch、Xbox One、PS4・PS5)がJava版サーバーに接続する方法として、2種類を紹介していました。

「事前にインターネット設定する方法」と「ゲーマータグをフレンドに追加する方法」だね!

実は2つ目の「ゲーマータグをフレンドに追加する方法」は、自分で環境を構築すれば、同じようにフレンド追加するだけでサーバーに直接接続できるようになります。

今回、このゲーマータグをフレンド追加するだけでJava版サーバーに接続する環境構築を皆さんに紹介したいと思います。
当記事はGeyserMCプラグインを導入しているサーバー管理者向けです。あまりサーバーに詳しくない方でも分かるように説明していきます。
GeyserMCって何?
GeyserMCをご存じない方へ簡単に説明すると、プラグインサーバーにGeyserMCを導入すると、Java版サーバーに統合版が参加できるようになり、同じワールドでクロスプレイを再現できるプラグインです。
詳しくは、GeyserMCに関する記事を投稿しているので以下の記事よりご覧ください。

MCXboxBroadcastを使って環境構築しよう
今回紹介するゲーマータグをフレンド追加して接続する方法は、海外の方が開発した「MCXboxBroadcast」というツールを使っていきます。
これは、マイクラサーバーとは別のサーバーを用意して、MCXboxBroadcastのサーバー環境を整える必要があります。MCXboxBroadcastに登録したXboxアカウント(ゲーマータグ)をフレンド追加すれば、誰でもXbox Live経由でサーバー接続ができるようになります。

- サーバー(メモリ1GB以上)
- Java17以上
- Xboxアカウント(MCXboxBroadcast用に新しく作成する)
MCXboxBroadcast用のXboxアカウントを用意する理由は、何らかの原因でアカウント停止になり、マインクラフトで遊べなくなる危険性を避けるために、専用のXboxアカウント(Microsoftアカウント)を作成することをおすすめします。
Microsoftアカウント作成→Xboxアカウントにサインイン→ゲーマータグ設定

ゲーマータグをフレンド追加するので、長いゲーマータグよりは短いゲーマータグの方がお手軽です。
MCXboxBroadcastをダウンロードする
MCXboxBroadcastをダウンロードするには、以下のリンクを開きます。
※アーカイブなので上記より少しバージョンが古い可能性があります。
「MCXboxBroadcastStandalone.jar」をクリックしてダウンロードしましょう。

サーバーを準備しよう
MCXboxBroadcastは、WindowsまたはLinuxどちらのOSでも立てられます。
当記事ではWindowsの立て方で進めていきます。

24時間365日で使いたい!という方はVPSをおすすめします。
- 24時間365日ずっと使える
- 電気代を抑えられる
- メンテナンス不要で立てられる
VPSは、Xserver VPSの2GBプランを使用してMCXboxBroadcastの環境を構築がおすすめです。Xserver VPSは、他のVPSに比べてサーバー性能が高くコスパも非常に良いです。

コメント欄にて、VPSの立て方の要望があれば後で追加しようと思います。
MCXboxBroadcastを立てよう
今回は、パソコンでMCXboxBroadcastを立てる想定で説明していきます。
まず、お使いのパソコンにJava17を導入するために、こちらからダウンロードしましょう。

サーバー管理者だと思うのでインストール手順は省きます。
新しいフォルダを1つ作成します。名前は分かりやすい名前がいいと思います。
作成できたら、ダウンロードした「MCXboxBroadcastStandalone」を中に入れます。

次に、MCXboxBroadcastを起動用のバッチファイルを作成します。
フォルダ上で右クリックして「新規作成」→「メモ帳」を選択し、分かりやすい名前を付けます。メモ帳を開いたら、以下の起動コードを記述してください。
java -jar MCXboxBroadcastStandalone.jar
その後、「名前を付けて保存」からファイル名を「○○.bat」、ファイルの種類を「すべてのファイル」にします。「保存」も忘れずにしてください。

あとは、作成したバッチファイルをダブルクリックするだけで、MCXboxBroadcastを起動できます。

MCXboxBroadcastを起動するとコンソール画面にエラーメッセージが表示されると思います。
現時点では、MCXboxBroadcastとXboxアカウントの連携ができていないので、エラーが起きています。
そのため、MCXboxBroadcastで発行された連携コードを使って、XboxアカウントをMCXboxBroadcastに連携させましょう。

次にMCXboxBroadcastとXboxアカウントを連携させるために、以下のリンクを開いて、連携コードを入力します。入力できたら「Next」をクリックします。


何度やっても英語版の入力画面しか表示されませんでした…。
次にMCXboxBroadcast用に作成したMicrosoftアカウントのメールアドレスを入力します。

次にMicrosoftアカウントのパスワードを入力します。

以下のような画面が表示されたら連携完了です。

MCXboxBroadcastとXboxアカウントを連携だけでは使うことができないので、MCXboxBroadcastの設定を行う必要があります。
先程、MCXboxBroadcastを起動した時に生成された「config.yml」を開きます。

config設定の中にある「session-info」を変更していきます。
最低限設定すれば動作する項目はhost-name
、ip
、port
の3つです。
session-info:
host-name: "Geyser Test Server" # Xboxアカウントのゲーマータグを入力
world-name: "\u00A7aGeyserMC \u00A7bDemo \u00A7f& \u00A7cTest \u00A7fServer" #変更しなくてもよい
version: 1.19.2 #変更しなくてもよい
protocol: 527 #変更しなくてもよい
players: 0 #変更しなくてもよい
max-players: 20 #変更しなくてもよい
ip: 51.210.124.95 # GeyserMCを導入したマイクラサーバーのIPアドレスを入力
port: 19132 # GeyserMCを導入したマイクラサーバーの統合版用ポート番号を入力
session-info | 初期値 | 説明 |
---|---|---|
host-name | Geyser Test Server | Xboxアカウントのゲーマータグ |
world-name | GeyserMC Demo & Test Server | 統合版に表示するサーバー名 |
version | 1.19.2 | 統合版に表示するバージョン |
protocol | 527 | プロトコルバージョン |
players | 0 | 現在のプレイヤー数 |
max-players | 20 | 最大プレイヤー数 |
ip | 51.210.124.95 | GeyserMCを導入したマイクラサーバーのIPアドレス ※Java版のポート番号は不要 |
port | 19132 | GeyserMCを導入したマイクラサーバーの統合版用ポート番号 |

これでMCXboxBroadcastの設定は完了です。
あとは、もう一度MCXboxBroadcastを起動して正常に動作するか確認しましょう。

ゲーマータグをフレンド追加してサーバーに接続しよう
MCXboxBroadcastの設定が完了したら統合版を起動して、ゲーマータグをフレンド追加すれば、サーバーに接続できます。
統合版を起動して「遊ぶ」を選びます。

フレンドタブを選択し、「フレンドを追加」を選びます。

ここには、先ほどMCXboxBroadcastに設定したゲーマータグを入力しましょう。

そのままゲーマータグをフレンド追加します。
MCXboxBroadcastでは、フレンドを自動承認するのでサーバー側で特に承認する必要はありません。

フレンド画面に戻ってくると追加したゲーマータグがサーバーとして表示されていると思います。
サーバーを選択するとサーバーに接続できるようになります。

こんな感じにJava版サーバーに統合版で接続することを確認しました。

MCXboxBroadcastのその他設定
先ほど、MCXboxBroadcastのconfigファイルにて「session-info」のみを設定しましたが、他にも設定項目があったのでおまけで説明していきます。
configファイルではsession
、session-info
、friend-sync
の3つに分かれています。
session | 初期値 | 説明 |
---|---|---|
update-interval | 30 | セッション情報(接続情報)の更新にかかる秒数 |
query-server | true | セッション情報を同期させるか |
friend-sync | 初期値 | 説明 |
---|---|---|
update-interval | 20 | フレンド情報の更新にかかる秒数(20以下はXbox制限により不可) |
auto-follow | true | フレンドの自動承認をするか |
auto-unfollow | true | フレンド削除を外されたらこちらのフレンドも自動削除するか |

session-infoは既に説明しているので省きます。
基本的には初期値のまま変更しないことをおすすめします。
よくある質問
- MCXboxBroadcastはBungeecord等のプロキシサーバーに対応していますか?
-
BungeeCord、Waterfall、Velocityで動作することを確認しています。
- なぜ、Xboxアカウントは新しく作らないといけないのですか?
-
MCXboxBroadcastは、Xbox LiveのAPIを取得して動作しています。
そのため、フレンドの自動承認が多すぎたりすると、ロボット判定されてアカウント制限が掛かる可能性があるからです。最悪の場合、アカウント停止され使えなくなります。
- 24時間365日でMCXboxBroadcastを起動し続けたい
-
VPSに登録して、MCXboxBroadcast環境を構築すれば常時起動し続けることが可能です。
MCXboxBroadcastはメモリ1GBあれば動作するので、サーバープランは2GBプランが良いでしょう。
Xserver VPSXserver VPSは、圧倒的性能&圧倒的コスパを兼ね備えたVPSです。4GBプラン2,200円で使え、 CPUはAMD EPYC、容量はNVMe SSD、ネットワークは最大10Gbpsを採用しており、快適なサーバーを体感できます。
最後に
MCXboxBroadcastはいかがだったでしょうか?
今まで、インターネットのDNS設定してたのは何だったんだろうか…と思うくらい簡単に接続できるようになりました。
ぜひ、MCXboxBroadcastを使ってJava版と統合版のクロスプレイを快適にプレイしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
次回の記事でお会いしましょう!
https://ci.rtm516.co.uk/job/MCXboxBroadcast/job/master/
このサイト落ちてます…ほかに配布されてるサイトとかありませんか?
フレンドから接続できません。
IPからは接続できます。
アカウントも作って表示もされます。
タイムアウトしてしまい接続できません。
何か対処方法ありますか?
ポートも開放してあり、外部からも接続できます。
このプラグインはFriendConnectというプラグインに似ていますね
FriendConnectを簡単にしたような感じでしょうか、