ブックマーク 1
当記事はJava Edition(Java版) 向けです。
揚げたてのポテト
揚げたてのポテト
皆さん、海外のマルチサーバー等に参加した時に全く違うワールドに移動するのを経験したことありませんか?
ポテコちゃん
あるある! あれって不思議だよね、どうやってるんだろうと気になる!
揚げたてのポテト
今回は、複数サーバー間で移動できるようになるサーバーの立て方をご紹介したいと思います!
目次
海外サーバーでこんなの見たことありませんか?
Hypixelサーバーのサーバー移動の様子
ご覧になりましたか? これは「Multiverse-Core 」等のプラグインを使ってワールド間を移動しているわけではなく、たくさんのサーバーを用意して、プレイヤーが実際に移動している ということです。
Hypixelのサーバー移動のイメージ図
揚げたてのポテト
上記の画像では、矢印は一方通行になっていますが、実際は相互に行き来できるようになっています!
このような仕組みを作っているサーバーのことをプロキシサーバー といいます。
プロキシサーバーを知ろう!
プロキシサーバーとは、接続者とサーバー本体の間に位置するサーバーのこと で、接続者から受け取った情報をサーバーに受け渡すという中継サーバーの役割 をします。それをプロキシ と呼びます。
プロキシサーバーを通すことで、サーバー本体に不正アクセスやサーバー攻撃等を通さないようにできるのでセキュリティ面を向上させる ことができます。
プロキシサーバーのイメージ図
このように攻撃を受けてもダメージを受けるのはプロキシサーバーだけで、サーバー本体にはダメージを受けないため安全にサーバーを立てることができます。
要するにプロキシサーバーはサーバー本体の壁のような役割 をしてくれます。
マイクラのプロキシサーバーについて
上記と同じようにマイクラサーバーにもプロキシサーバーがあります。
マイクラのプロキシサーバーを挙げるとBungeeCord・Waterfall・Travertine・Velocity等 があります、その中で一番有名なのがBungeeCord ですね。
BungeeCordはマイクラのプロキシサーバーの中で一番最初に出たプロキシサーバーで、他のWaterfall・Travertine・Velocity等は、BungeeCordから派生したり、新たに開発されたプロキシサーバーになります。
プロキシサーバー 対応バージョン 特徴 BuneeCord 1.4.7~最新版 元祖プロキシサーバー Waterfall 1.8~最新版 BungeeCordの改良版 Forgeのサポートがある Travertine 1.7~最新版 Waterfallの改良版 1.7に対応している Velocity 1.7.10~最新版 上記とは異なり、独自で開発されたプロキシサーバー
他にもプロキシサーバーは存在していますが、 今回は、BungeeCord・Waterfall・Travertine・Velocityサーバーの立て方についてご紹介していきます。
バニラサーバーでプロキシサーバーに接続させたい人向けにおまけでVanillaCordサーバーの立て方もご紹介します。
ポテコちゃん
ところで・・・ マイクラのプロキシサーバーを使うとどんなメリットがあるの?
揚げたてのポテト
使い道は様々ですが・・・例えば、プロキシサーバーを経由することでサーバー本体のサーバーアドレス(IPアドレス)を公開する必要が無いため、安全性を高められます。
揚げたてのポテト
その他にも有名なサーバーになってくると、悪意ある者からサーバー攻撃を受ける ようになり、プロキシサーバーを経由する事でサーバー本体にダメージが無くなります。(ルーターくんが安全!)
揚げたてのポテト
ただし、この場合はサーバー攻撃に耐性のあるプロキシサーバーをオススメします(レンタルサーバー等)。
ポテコちゃん
なるほど!安全性が高められるということね! 色々なサーバーにも繋げられるから友達同士のサーバーを繋げても良さそうだね!
24時間快適なプラグインサーバーを立てるなら「ConoHa VPS」がおすすめ!
\今なら700円クーポンを使って無料で試せます!/
あわせて読みたい
【初心者向け】1.19対応ConoHaでプラグインサーバーの立て方【SpigotMC/PaperMC編】
2022年6月5日より更に簡単に立てられる方法を見つけたので当記事の内容を更新しました!(わーい) どうもこんにちわ、揚げたてのポテトです。 どうもー!助手のポテ子…
ConoHa VPSとは初期費用なし、最低利用期間なし、高性能VPS(超高速SSD、最新CPU搭載)なので、快適な24時間サーバーでいつでも友達とマルチプレイが楽しめます。
\【最大25%OFF】今なら「梅雨トクキャンペーン」 を実施中!【期間限定】/
梅雨トクキャンペーンとは、期間中の12ヶ月以上のVPS割引きっぷが対象!通常料金から最大25%OFF、月額536円~ ご利用できます。なかでも4GBと8GBプランの割引率が高く おすすめです!(2022年7月4日(月)12時まで)
マイクラのプロキシサーバーを立てよう!
まず、プロキシサーバーを立てる前に受け渡し先となるマイクラサーバーの本体を1つ用意 してください。
ここで言うマイクラサーバーの本体というのは、「バニラ、Bukkit/Spigot、PaperMC、Sponge等で立てたサーバー 」のことです。
揚げたてのポテト
マイクラサーバーを立てていること前提で話を進めていきます。
プロキシサーバーとマイクラサーバー本体は別々で立てるので、最低でも2台のサーバーは必要になる ということです。
基本的にプロキシサーバーから接続できる受け渡し先のサーバーの本体はプラグインサーバー限定 になっています。
バニラサーバーで接続したい場合は、ひと手間が必要となるので、最後の「VanillaCord編」をご覧ください。
本来、プロキシサーバーを立てるにはレンタルサーバー(VPS)などで立てることをオススメ しますが、 今回は、Windowsパソコンでプロキシサーバーを立てる方法でご紹介します。Linux系OSなどでも同じように立てられると思うので、参考にしてください。
格安でマイクラサーバーを立てるなら「Agames.jp」がおすすめ!
【Java版】バニラ、MOD、Spigot、PaperMC、Mohist、BungeeCord対応
【統合版】バニラ、PMMP対応
月額485円~レンタルサーバー|Agames
【Agames.jp】月額485円からマイクラサーバーを立てれるレンタルサーバーを紹介します!【格安VPS】
どうもこんにちわ、揚げたてのポテトです。 どうもー!助手のポテコちゃんです! 友達と一緒に自分たちだけのワールドを作って遊んでみたいと思ったことありませんか? …
低価格かつ高性能でマイクラサーバーは全て自動構築なので初心者でも簡単に立てられる!
マイクラサーバー本体の準備
プロキシサーバーに接続させるためにマイクラサーバー本体にも設定が必要です。 全てのプロキシサーバーに共通するので事前に説明していきます。
【共通】server.propertiesの設定
server.propertiesを開き、「online-mode=true」という項目があるので、これを「online-mode=false 」に変更します。
バニラサーバーで接続したい場合も上記の設定をしてください。
【プラグインサーバー限定】spigot.ymlの設定
spigot.ymlを開き、「bungeecord: false」という項目があるので、これを「bungeecord: true 」に変更します。
これでマイクラサーバー本体の準備は完了です!
プロキシサーバーを立てる【BungeeCord編】
それでは、BuneeCordの立て方についてご紹介していきます。
BungeeCordの立て方
上記のサイトより、BuneeCord.jar をクリックしてダウンロードします。
ダウンロードしたら、BuneeCord.jarを新しく作ったサーバーフォルダ に入れます。
Linux系OSの方は、直接ダウンロードするか、SFTP共有などでサーバーフォルダに入れてください。
バッチファイル(batファイル)を作成して、BuneeCordを起動させる準備をしましょう。
プロキシサーバーを立てる人はバッチファイル作成経験者だと思っているので作成方法は省きます。
コード
@echo off java -Xms512M -Xmx512M -jar BungeeCord.jar nogui pause
プロキシサーバーは、ほとんどメモリを使用しないため、256~512MBで十分です。 接続するプレイヤー数によって1GB~を割り当てることもあります。
ここで1度、BungeeCordを起動してみましょう。作成したバッチファイルをダブルクリックして起動します。
「Listening on /0.0.0.0:ポート番号 」と表示されたら、起動完了です。
次にプロキシサーバーからマイクラサーバー本体に繋げる設定をするので、一度、BungeeCordサーバーを閉じてください。
BuneeCordサーバーの閉じ方は、stopコマンドではなく、「end 」コマンドになります!
サーバーフォルダにある「config 」ファイルを開いてください。
すると、たくさんのBungeeCordの設定が表示されると思いますが、マイクラサーバー本体に繋げるために必要な設定は以下の部分 になります
servers:
lobby:
motd: '&1Just another BungeeCord - Forced Host'
address: localhost:25565
restricted: false
名前 説明 servers ここからはサーバーの設定であることを示す。絶対に書き換えない。 lobby コマンドを打ってサーバー間を移動する時に、サーバー名を指定する時の名前になる。 motd マルチプレイ一覧に表示されるサーバー説明欄のこと。ただ、表示される条件が分からない。 address マイクラサーバー本体のサーバーアドレス(IPアドレス)とポート番号を指定する。 restricted サーバー間を移動する時に、trueにすると権限が必要になる。falseは権限不要。
参 考
servers: #絶対に変えない
main: #任意の名前に変更
motd: '&6ようこそポテトサーバーへ' #日本語も使えるが表示されない、後述するプラグインを使った方が良い
address: 123.456.78.9:25565 #マイクラサーバー本体のサーバーアドレスとポート番号
restricted: false #必要があればtrue
lobby: #複数のサーバーを繋げるにはこのように追加する
motd: '&6ようこそポテトサーバーへ'
address: 123.456.78.9:25252 #サーバーアドレス、ポート番号を被らないようにする
restricted: false
poteto:
motd: '&6ようこそポテトサーバーへ'
address: 123.456.97.8:25252 #サーバーアドレス、ポート番号を被らないようにする
restricted: false
これで設定完了と言いたいところですが、あと1か所変更するところがあります。
configファイルの「ip_forward: false」という項目があるので、これを「ip_forward: true 」に変更します。
これでマイクラサーバー本体に接続させる設定は完了です。
他のBungeeCord設定は必要があれば、変更してください。 項目が多いので、Minecraft BungeeCord Wikiがあるのでそちらをご参考ください。
あとは、BungeeCordサーバーとマイクラサーバー本体を起動させて、BungeeCordサーバーのサーバーアドレスとポート番号 でサーバーに接続してください。
すると、こんな感じにサーバーに接続することができました。
他のサーバーに移動する時は、「server <サーバー名> 」コマンドで移動することができます。
揚げたてのポテト
以上でBungeeCordの立て方を終了します。お疲れ様でしたー!
プロキシサーバーを立てる【Waterfall編】
それでは、Waterfallの立て方についてご紹介していきます。
WaterfallはPaperMCが開発した、Forgeサポートとより多くの機能を備えた BungeeCordの改良版 です。最近では、BungeeCordより軽量でパフォーマンスが良いとWaterfallを使う人が増えて きています。
揚げたてのポテト
私は、サーバー本体をPaperMCで立てて、プロキシサーバーはWaterfallを採用して使っています。
Waterfallの立て方
上記のサイトより、#数字 をクリックしてダウンロードします。
#数字が大きいほど、最新版であるので基本的には一番上の最新版をダウンロードするようにしてください。また、BuneeCordに比べて、高頻度でアップデートが行われています。
ダウンロードしたら、Waterfall.jarを新しく作ったサーバーフォルダ に入れます。
分かりやすく「Waterfall.jar」に名前を変更しています。
Linux系OSの方は、直接ダウンロードするか、SFTP共有などでサーバーフォルダに入れてください。
バッチファイル(batファイル)を作成して、Waterfallを起動させる準備をしましょう。
プロキシサーバーを立てる人はバッチファイル作成経験者だと思っているので作成方法は省きます。
コード
@echo off java -Xms512M -Xmx512M -jar Waterfall.jar nogui pause
プロキシサーバーは、ほとんどメモリを使用しないため、256~512MBで十分です。 接続するプレイヤー数によって1GB~を割り当てることもあります。
ここで1度、Waterfallを起動してみましょう。作成したバッチファイルをダブルクリックして起動します。
「Listening on /0.0.0.0:ポート番号 」と表示されたら、起動完了です。
次にプロキシサーバーからマイクラサーバー本体に繋げる設定をするので、一度、Waterfallサーバーを閉じてください。
Waterfallサーバーの閉じ方は、stopコマンドではなく、「end 」コマンドになります!
サーバーフォルダにある「config 」ファイルを開いてください。
すると、たくさんのWaterfallの設定が表示されると思いますが、マイクラサーバー本体に繋げるために必要な設定は以下の部分 になります
servers:
lobby:
motd: '&1Just another Waterfall - Forced Host'
address: localhost:25565
restricted: false
名前 説明 servers ここからはサーバーの設定であることを示す。絶対に書き換えない。 lobby コマンドを打ってサーバー間を移動する時に、サーバー名を指定する時の名前になる。 motd マルチプレイ一覧に表示されるサーバー説明欄のこと。ただ、表示される条件が分からない。 address マイクラサーバー本体のサーバーアドレス(IPアドレス)とポート番号を指定する。 restricted サーバー間を移動する時に、trueにすると権限が必要になる。falseは権限不要。
servers: #絶対に変えない
main: #任意の名前に変更
motd: '&6ようこそポテトサーバーへ' #日本語も使えるが表示されない、後述するプラグインを使った方が良い
address: 123.456.78.9:25565 #マイクラサーバー本体のサーバーアドレスとポート番号
restricted: false #必要があればtrue
lobby: #複数のサーバーを繋げるにはこのように追加する
motd: '&6ようこそポテトサーバーへ'
address: 123.456.78.9:25252 #サーバーアドレス、ポート番号を被らないようにする
restricted: false
poteto:
motd: '&6ようこそポテトサーバーへ'
address: 123.456.97.8:25252 #サーバーアドレス、ポート番号を被らないようにする
restricted: false
これで設定完了と言いたいところですが、あと1か所変更するところがあります。
configファイルの「ip_forward: false」という項目があるので、これを「ip_forward: true 」に変更します。
これでマイクラサーバー本体に接続させる設定は完了です。
他のWaterfall設定は必要があれば、変更してください。 項目が多いので、Minecraft BungeeCord Wikiがあるのでそちらをご参考ください。
あとは、Waterfallサーバーとマイクラサーバー本体を起動させて、Waterfallサーバーのサーバーアドレスとポート番号 でサーバーに接続してください。
すると、こんな感じにサーバーに接続することができました。
他のサーバーに移動する時は、「server <サーバー名> 」コマンドで移動することができます。
揚げたてのポテト
以上でWaterfallの立て方を終了します。お疲れ様でしたー!
プロキシサーバーを立てる【Travertine編】
それでは、Travertineの立て方についてご紹介していきます。
TravertineはPaperMCが開発したWaterfallに、マイクラバージョン1.7で接続できるようにしたWaterfallの拡張版プロキシサーバー です。なので、Waterfallとほとんど機能性は変わりないです。
揚げたてのポテト
1.7に対応しなければ、通常のWaterfallをオススメします。
Travertineの立て方
上記のサイトより、#数字 をクリックしてダウンロードします。
#数字が大きいほど、最新版であるので基本的には一番上の最新版をダウンロードするようにしてください。また、BuneeCordに比べて、高頻度でアップデートが行われています。
Travertineの立て方は、Waterfallと全く同じなので、省略します。
上記のWaterfallの立て方の手順でWaterfallをTravertineに置き換えて行えば、Travertineサーバーを立てられます!
揚げたてのポテト
以上でWaterfallの立て方を終了します。お疲れ様でしたー!
プロキシサーバーを立てる【Velocity編】
それでは、Velocityの立て方についてご紹介していきます。
VelocityはWaterdallやTravertineと違い、BuneeCordを改良させたプロキシサーバーでは無く、新しく開発されたプロキシサーバー です。
軽量化 はもちろんのこと、拡張性や安全性 に重点を置いていて、セキュリティが高いプロキシサーバー とされています。
また、Waterfallでは、Travertineを利用しないと1.7に対応していませんでしたが、Velocityのみで1.7~最新版まで対応 しています。
最近では、Waterfallと同様に注目されているプロキシサーバーです。
ただ、BungeeCord系のプラグインが対応してないことがあるので移行には注意です。
Velocityの立て方
Velocity|ダウンロード
こちらからダウンロード
The ridiculously scalable, flexible Minecraft proxy.
上記のサイトより、左側のStable をクリックして、ダウンロードしてください。
ダウンロードしたら、Velocity.jarを新しく作ったサーバーフォルダ に入れます。
分かりやすく「Velocity.jar」に名前を変更しています。
Linux系OSの方は、直接ダウンロードするか、SFTP共有などでサーバーフォルダに入れてください。
バッチファイル(batファイル)を作成して、Velocityを起動させる準備をしましょう。
プロキシサーバーを立てる人はバッチファイル作成経験者だと思っているので作成方法は省きます。
コード
@echo off java -Xms512M -Xmx512M -jar Velocity.jar nogui pause
プロキシサーバーは、ほとんどメモリを使用しないため、256~512MBで十分です。 接続するプレイヤー数によって1GB~を割り当てることもあります。
ここで1度、Velocityを起動してみましょう。作成したバッチファイルをダブルクリックして起動します。
「Done(数字s)! 」と表示されたら、起動完了です。
次にプロキシサーバーからマイクラサーバー本体に繋げる設定をするので、一度、Velocityサーバーを閉じてください。
Velocityサーバーの閉じ方は、stopコマンドではなく、「end 」コマンドになります!
サーバーフォルダにある「velocity.toml 」ファイルをメモ帳等で開いてください。
すると、たくさんのVelocityの設定が表示されると思いますが、マイクラサーバー本体に繋げるために必要な設定は以下の部分 になります
[servers]
# Configure your servers here. Each key represents the server's name, and the value
# represents the IP address of the server to connect to.
lobby = "127.0.0.1:30066"
minigames = "127.0.0.1:30068"
# In what order we should try servers when a player logs in or is kicked from a server.
try = ["lobby"]
factions = "127.0.0.1:30067"
名前 説明 [servers] ここからはサーバーの設定であることを示す。絶対に書き換えない。 lobby minigames factions コマンドを打ってサーバー間を移動する時に、サーバー名を指定する時の名前になる。 try 最初にログインする時やキックされた時に接続するサーバー名を指定する。
[servers] #絶対に変えない
# ここでサーバーを構成します。各キーはサーバーの名前と値を表します。
# 接続するサーバーのIPアドレスを表します。
lobby = "123.456.78.9:25252" #マイクラサーバー本体のサーバーアドレスとポート番号
main = "123.456.78.9:25565" #サーバーアドレス、ポート番号を被らないようにする
poteto = "123.456.97.8:25252" #サーバーアドレス、ポート番号を被らないようにする
# プレーヤーがサーバーにログインしたとき、またはサーバーからキックされたときに、どのような順序でサーバーを試す必要がありますか。
try = ["lobby"] #最初にログインする上記のサーバー名
これで設定完了と言いたいところですが、あと1か所変更するところがあります。
# Should we forward IP addresses and other data to backend servers?
# Available options:
# - "none": No forwarding will be done. All players will appear to be connecting
# from the proxy and will have offline-mode UUIDs.
# - "legacy": Forward player IPs and UUIDs in a BungeeCord-compatible format. Use this
# if you run servers using Minecraft 1.12 or lower.
# - "bungeeguard": Forward player IPs and UUIDs in a format supported by the BungeeGuard
# plugin. Use this if you run servers using Minecraft 1.12 or lower, and are
# unable to implement network level firewalling (on a shared host).
# - "modern": Forward player IPs and UUIDs as part of the login process using
# Velocity's native forwarding. Only applicable for Minecraft 1.13 or higher.
player-info-forwarding-mode = "NONE"
velocityファイルの「player-info-forwarding-mode = “NONE” 」という項目を以下に変更する必要があります。
VelocityではIPアドレス、UUID、スキンなどのプレイヤーに関する情報のサーバーへの転送形式を「legacy、bungeeguard、modern」の3つから設定できます。
転送形式 対応バージョン 説明 legacy 1.7.2~最新版 BungeeCord、Waterfall、Travertineが採用している転送形式。 安全性が良くないが、互換性がある。 bungeeguard 1.8~最新版 legacyと同じ転送形式ですが、BungeeGuardプラグイン と併用して 「秘密鍵」を使用できる。 modern 1.13~最新版 Velocityがオススメしている新しい転送形式。 安全性がかなり向上するが、互換性がない(1.13未満やForge、ProtocolSupport等が使えない )
legacyとbungeeguardは通常通りの接続設定でサーバーにログインすることができますが、「player-info-forwarding-mode = “modern” 」の場合だけ接続設定が変わるので説明します。
「player-info-forwarding-mode = “modern”」の場合
マイクラサーバー本体でspigot.ymlの「bungeecord: true」を「bungeecord: false 」に変更します。
次に、paper.ymlの「velocity-support:」項目の「enabled: false」、「online-mode: false」を「enabled: true 」、「online-mode: true 」に変更します。
Velocityサーバーのvelocity.tomlから「forwarding-secret」のコードを読み取り、paper.ymlの「secret: ‘ココ’」に、貼り付けます。
これでマイクラサーバー本体に接続させる設定は完了です。
他のVelocity設定は必要があれば、変更してください。 項目が多いので、Velocity ドキュメントがあるのでそちらをご参考ください。
あとは、Velocityサーバーとマイクラサーバー本体を起動させて、Velocityサーバーのサーバーアドレスとポート番号 でサーバーに接続してください。
すると、こんな感じにサーバーに接続することができました。
他のサーバーに移動する時は、「server <サーバー名> 」コマンドで移動することができます。
揚げたてのポテト
以上でVelocityの立て方を終了します。お疲れ様でしたー!
バニラサーバーをプロキシサーバーに繋げる方法【VanillaCord編】
最後にバニラサーバーをプロキシサーバーに繋げる方法をご紹介します。
通常、公式のバニラサーバーだけではプロキシサーバーに繋げる機能が無い ため、接続することができません。
そこで、VanillaCord.jarでビルドという作業を行うと、プロキシサーバーに接続できるjarファイル(バニラサーバー用)を生成できます。そのjarファイルでバニラサーバーを立てると、プロキシサーバーに接続できるようになります。
VanillaCordは、BuneeCordに似た名前ですがプロキシサーバーではなく、マイクラサーバー本体の役割です。
VanillaCordのビルド方法
上記のサイトより、赤枠 のVanillaCord.jarをクリックして、ダウンロードしてください。
ダウンロードしたら、VanillaCord.jarを新しく作ったサーバーフォルダ に入れます。
Linux系OSの方は、直接ダウンロードするか、SFTP共有などでサーバーフォルダに入れてください。
バッチファイル(batファイル)を作成して、VanillaCordをビルドさせる準備をしましょう。
当記事を見る方はバッチファイル作成経験者だと思っているので作成方法は省きます。
コード
@echo off java -jar VanillaCord.jar 1.17 pause
ビルドをするだけなので、メモリ割り当ては不要です。
緑色の数字 には、ビルドさせたいバージョンを入力してください。
それでは、ビルドを開始します。バッチファイルをダブルクリックして起動してください。
「Exporting patched jarfile 」と表示されたら、ビルド完了です。
ビルド完了すると、サーバーフォルダに「in」と「out」のフォルダが生成されたと思います。
そのうち、「out」フォルダを開き、「1.17-bungee」というjarファイル があります。 これをバニラサーバーで立てる時にjar指定してください。
コード
@echo off java -Xms1G -Xmx1G -jar 1.17-bungee.jar nogui pause
公式バニラサーバーで使うjarファイルの代わりに「1.17-bungee」を指定するということ
あとは、バニラサーバー(1.17-bungee)起動させて、上記のプロキシサーバーにサーバーアドレスやポート番号を設定すれば繋げることができます。
揚げたてのポテト
以上でVanillaCordの立て方を終了します。お疲れ様でしたー!
プロキシサーバー用のプラグインを使ってみよう!
プロキシサーバーでは、プラグインサーバーであるSpigotやPaperMCのプラグインとは異なる、プロキシサーバー独自のプラグインがあります。
導入方法は、プラグインサーバーと同じでプロキシサーバーのサーバーフォルダの「plugins 」フォルダに入れる だけです。
プロキシサーバーに対応したプラグインを導入しなければ動作しないのでご注意ください!
揚げたてのポテト
他にもたくさんのプロキシサーバー用プラグインがありますので、探して使ってみましょう!
最後に
いかがだったでしょうか。 今回、ネット上にプロキシサーバーに関するサーバーの立て方を紹介する記事があまり見当たらなかったので、記事にしてみました!
そもそもプロキシサーバーのことをあまり知らない方にも知ることができて良い機会となったのではないのかな?と思います。 マイクラサーバーは意外と奥深いですよね・・・調べれば調べるほど、色々なことが知れて勉強になりますし、楽しくなってきます!
是非、今回の記事を参考にして理想のマイクラサーバーを構築してみてはいかがでしょうか。
揚げたてのポテト
最後まで読んでいただきありがとうございました。 次回の記事でお会いしましょう!
ブックマーク 1
waterfallでサーバーを立てていて
paperMCでサーバーを接続しようとしていたのですが
できません
paperMCとwaterfallのサーバーの起動には成功しています。
(paperMCの1つのサーバーだけなぜかGeyserMCがエラーを起こしています)
それでほかのサーバーだけでやってみても
ワールドに接続できない状態です
どうすればいいですか?
必要であればサーバーのデータを送ります。
そしてpaperMCのサーバーは単体では接続してできていて
サーバー開放はゲームサーバーホスティングツールを使っています
すみません
waterfallでポート番号をconfig.ymlに指定しないといけないと思うんですけど
サーバーをいくつか作りたいので入力するポート番号を変更したいんですけれども
どの設定を他のサーバーで変更すればいいですか?
すみません
サーバーのアドレスっていうのは適当でいいでしょうか?
アドレスがよくわからないので詳しく教えてもらってもよろしいでしょうか。
もちろんなんでしょうがGeyseyMCとかも使えますよね?
あとロビーサーバーっていうのは他のサーバーに接続してそこでやるのでしょうか?
(すみません機械に疎いので長文になってしまって)
waterfallでサーバーを立てました
ゲームサーバーホスティングツールを使って
どうやって立てればいいのですか
無理なら自分のパソコンで立てます
Bungeecordでサーバーを立てました。
ロビーサーバー、サバイバルサーバー2つともをvpsで24時間対応にする方法を教えてください。
・起動にはTera Termを使っています。
・ConohaVPSを使っています。